先日のことだった。
久しぶりに、高校時代の友人に会った。
渋谷をブラついていたら、偶然出くわし、
瞬く間に、昔の中に戻り、近くの喫茶店に入った。
どちらも、40近くで、未婚で、子孫繁栄には、
貢献できないな、などと笑い合った。
そのうち、その友達が、急に暗い顔になった。
聞けば、借金に困っていると言う。
どうしてだ?、と聞けば、今の彼女が、ブランド物を
好むらしく、欲しいものを全て買い与えているようだ。
そんなのと別れれば、と言ったら、少々剥きになって、
拒絶した。
すると、彼が、唐突に言った。
「ショッピング枠現金化ってさ、借金チャラにできるんだよね?」
わたしが、法学部の出であることを知っての言葉だろう。
「確かに、ショッピング枠 現金化の中には、借金がチャラになるものもある。
けれど、認められた後、また借金するのは、しばらく無理だよ」
彼がまた暗い顔をした。
しかし、思い出したように、
「じゃあ、ショッピング枠現金化の中には、借金がチャラにならないものあるんだ?」
わたしは、特定調停、民事再生、任意整理のことを話した。
そして、付け加えた。
「おれの知識は、学部生クラスになるかならないかだから、自分でも
調べろよ」
彼が、にやにやしながら、うなづいた。
この後、彼が実際に手続きをしたかわからない。
けれども、わたしには、経験がある。
母は、任意整理をしたが、しばらく消費者金融を
利用できなかった。
